口臭症の患者さんが医療機関を受診するというのは、それなりに勇気のいることです。口臭ということ自体恥ずかしくて人に言えない人もいますので、全くの他人にある医師や歯科医師などにその悩みを打ち明けるのはハードルが高いことです。それでもやはり、どうしても知りたいことがあるからこそ、患者さんは医療機関を受診します。ここではそんな口臭症患者さんが最も知りたいことについて詳しく解説します。
全くの他人であるからこそ
口臭外来で診療を行っている医師や歯科医師は、当然のことながら患者さんとは赤の他人です。そんな人に対して、自分の恥ずかしい悩みを打ち明けることは非常にハードルの高いことだと述べましたが、逆に、赤の他人だからこそ、全てを打ち明けられるという考え方もできます。実際、そうした患者さんは多いです。
周囲の人は本当のことを言ってくれない
例えば、仲の良い友達や恋人などは、あなたから口臭が感じられたらすぐさま指摘してくるでしょうか。おそらく、大半の人たちは優しさや遠慮などから、指摘してくることはないでしょう。関係が近いだけに言いにくいことというのはあるものです。
感情抜きに口臭のあるなしを指摘してくれる
当然です、口臭外来で診療を行っている医師や歯科医師は、患者さんを診る際に個人的な感情を挟むことはありません。患者さんから口臭が感じられたら、その度合いを判定基準に基づいて、指摘してくれることでしょう。これは口臭症患者さんが最も知りたいと思っていることだといえます。つまり、口臭症患者さんは本当のことを言ってほしいのです。
「口臭がない」と言われても困る?
口臭症患者さんは、日常的に自分の口臭に悩まされています。それにも関わらず、医師から口臭がないと判定されても困ってしまうケースが珍しくありません。それはそれで理解ができます。なぜなら、患者さん自身は口臭で悩んでいるからです。そこで有効なのが機器分析法です。
客観的なデータを見せてほしい
医師や歯科医師の主観的な判定ではどうも納得がいかない、という患者さんが最も知りたいのは、客観的なデータです。機器分析法では、呼気に含まれる臭い物質の濃度を数値で表現されるため、口臭症患者さんが最も知りたい情報を提供することができます。
まとめ
このように、口臭症患者さんが最も知りたいことは、その人の性格や症例によって変わってきますが、医療機関ではそれらの応じる準備があるということを知っておいてください。