最近は男性も女性もスイーツが大好きな人が増えてきましたよね。毎食後デザートを食べることはもちろん、スイーツバイキングなどを食べ歩きしている方もいらっしゃいます。そんな甘くて幸せな気持ちにさせてくれるスイーツですが、口臭の原因になるということを皆さんはご存知ですか?
口腔内は中性であることが大切
私たちの口腔内は、安静時にほぼ中性となっています。それは唾液の緩衝作用によって、中性に調整されているためです。なぜ中性なのかというと、歯や歯茎を正常に保ったり、口腔内の細菌の活動を抑えたりするのに最も適切なpHだからです。
甘いものが酸性へと傾ける
甘いものを摂取すると、口腔内はあっという間に酸性へと傾いていきます。とりわけスイーツというのは、しっかり咀嚼しても断片などが口腔内に残留しやすい傾向が強く、唾液が緩衝したとしてもなかなか中性には戻らないのです。
虫歯菌は酸性環境が大好き
スイーツを食べることで口腔内が酸性環境に傾くと、虫歯菌などが喜びます。なぜなら、虫歯菌は酸性環境と糖質が大好きだからです。動きやすい酸性環境のもと、大好きな糖質を摂取することで、活発に活動するようになるのです。ちなみに虫歯菌が糖質を分解したり、歯質を溶かしたり過程で、口臭の原因物質が産生されます。
それでもスイーツはやめられない!
上述したように、スイーツは口臭を発生させる要因が2つもあります。それだけに、口臭が気になる方はスイーツを我慢する方が得策です。ただ、それでもスイーツはやめられないという人は、次の対策をとってみてください。
スイーツといっしょに水を飲む
スイーツを食べる際、コーヒーや紅茶を一緒に飲んでいる人が多いかと思いますが、それもまた口臭を悪化させる習慣といえます。いずれも口腔内を酸性にするだけでなく、ミルクや砂糖を入れていたら、虫歯菌の餌をさらに提供することとなるからです。そこでお勧めなのが「水」です。水は酸性に傾いた口腔内を中性へと戻してくれますので、その都度、水で口をゆすぐようなつもりで飲んでみてください。
食後にすぐうがいをする
スイーツは口腔内に留まりやすい性質がありますので、食後すぐにうがいをするなり、ブラッシングをするなりしましょう。細菌たちの好物を口腔内にとどめておいてはいけません。
頻繁に間食しない
スイーツを食べるのは良いですが、ちまちま時間をかけて食べたり、空いた時間にちょくちょく食べたりするのは良くありません。食べるのであれば1日1回とか回数を限定しましょう。そうすることで、口臭への影響は最小限に抑えられます。
まとめ
スイーツは口臭だけでなく、歯に対しても悪影響が考えられるので、食べる回数や食べた後のケアをきちんと行いましょう。