口臭が発生しやすい時期には男女差があります。男性の場合、加齢に伴って口臭が発生しやすくなるため、ある意味わかりやすいです。一方、女性の場合は色々な時期に口臭が発生しやすくなります。そんな女性と口臭との関係について詳しく解説します。
生理の時に口臭が目立つ
初潮をむかえるのは、小学校高学年から中学にかけてですが、これくらいから口臭を気にする人もいます。それは生理に関係しています。生理になると、女性のホルモンバランスが崩れ、口の中が乾きやすくなるからです。これは唾液の分泌に由来した口腔乾燥です。そのため、女性の場合はかなり若い段階から、口臭を気にする時期があるといえます。ただ、あくまで生理が原因なので、病的なものでありません。当然のことながら治療も必要なく、気にしない方が精神衛生上も良いといえます。
思春期の口臭は何が原因?
女性が思春期に口臭の悩みを抱えた場合は、まず生理との関連を考えましょう。思春期はまだまだ体が発育している途中なので、生理の成人女性より不安定です。その影響がホルモンバランスにもおよび、過度な口腔乾燥を招くこともあります。また、ストレスに過敏になることでも、口臭が増すことがあります。
それとは別に、心因性の口臭も考えられます。思春期の女性は色々なことに対してとても敏感になっていますので、そもそも口臭がないのに、自分の息は臭いと思い込んでしまうこともあります。あるいは、周囲の人に指摘されて、それを過剰に受け止め過ぎて、口臭に悩んでしまうこともありますので注意が必要です。ともあれ、思春期は女性の体自体が毎日劇的に変化しており、一時的に口臭がきつくなる時期があっても何ら不思議ではありません。
更年期は誰しも口臭が強くなる
更年期に至っては、誰しもが口臭に悩まされてもおかしくはありません。まず、加齢という要素がありますし、女性としての機能が低下する時期ですので、ホルモンバランスが不安定にもなっています。これらの要素が合わされば、大概の女性は口臭が発生しやすくなるのです。もちろん、加齢による唾液の分泌を色々な方法で抑制したり、更年期独特の症状を治療によって改善したりすることで、口臭も抑えることが可能です
まとめ
このように、女性には口臭がきつくなりやすい時期があります。それを知った上で、その都度その都度、適切な対策をとっていきましょう。口臭の原因を知れば、口臭を抑制することは可能です。