口臭とは「口の臭い」と書きますが、そもそもどういったものなのか気になりますよね。口の臭いは誰にでもあるものですし、それが病気と関わっているケースも珍しくないので、口臭について詳しく知ることは、自分自身の健康についても理解することにつながります。ここでは、そんな口臭の概要や分類、防止方法などを詳しく解説します。

口臭は誰にでもある?

口臭は誰にでもあります。これを生理的口臭と呼んでいます。おそらく皆さんも、自分の息が臭うと感じたことは、これまでに何度もあったことでしょう。何か臭いものを食べた時や歯磨きを忘れた時などは、当然のように口臭が生じます。また、起床直後もお口が臭う人がほとんどです。こういった生理的口臭を完全になくすことは不可能です。

病的な口臭とは?

生理的口臭ではない口臭は、病的口臭に分類されます。この病的口臭は誰にでも発生するものではありませんので、治療の対象となったり、何らかの対策が必要となったりしますので注意しましょう。

病的口臭の種類

病的口臭は主に2つに分類することができます。1つは口腔疾患由来の病的口臭で、これには虫歯や歯周病などが含まれます。もう1つは全身疾患由来の病的口臭で、糖尿病や胃潰瘍などが含まれます。これらによって口臭が発生している場合は、早急に治療を受けて原因疾患を取り除く必要があります。

口臭の防止法

口臭は本人にとってだけでなく、周りの人間にとっても歓迎すべきものではりませんので、防止なり改善する必要があります。ただ、口臭の原因というのは、ひとりひとりで大きく異なるため、まずはその原因を突き止める必要があるのです。そこで是非とも受診したいのが口臭外来です。

口臭外来とは

口臭外来とは、口臭の診療を専門に行っている診療科で、口臭に関する悩みがあれば気軽に受診することができます。ここでは口臭検査によって、口臭の有無を判定できるだけでなく、具体的な治療法も提示してくれますので、口臭が気になる方は是非受診してみてください。

まとめ

口臭は誰にでもあるものであると同時に、特定の病気によっても発生するものでもあります。そんな口臭は口臭外来という専門家を受診することで、原因を突き止めることができ、発生の予防や改善をはかることができます。誰にでも起こり得る口臭だからこそ、その発生メカニズムをきちんと理解し、適切な対応をとっていくことが大切だといえます。