口呼吸は、いろいろな弊害を生む厄介な習癖です。口呼吸によって口腔乾燥を招き、口臭が発生しやすくなるのは有名な話ですよね。それに加えて、フェイスラインが垂れてくるという現象も起こり得ます。ここでは口呼吸をすることで、なぜフェイスラインが垂れてくるのかを詳しく解説します。
口呼吸とは
口呼吸とは、口腔を通じて呼吸をする方法です。本来私たちは、鼻で呼吸をする鼻呼吸で息を吸ったり吐いたりする生物ですので、口呼吸をすると色々なトラブルが生じます。
口呼吸によって口臭が生じる
鼻呼吸では、吸った空気が鼻を通って気管へと入っていきますので、口腔内が乾燥することはありません。鼻腔には、湿度を調節する機構が備わっていて、吸気を適度な湿度の状態で気管に運ぶことができるのです。一方、口腔にはそうした機構は備わっていませんので、呼吸をする度に、口腔内は乾燥していくこととなります。その結果、細菌が繁殖しやすくなり、口臭を発生するのです。
フェイスラインが垂れる
口呼吸をしていると、常に僅かながら口が開いた状態となります。これは口を閉じる筋肉が弛緩していることを意味し、そうした状態が長く続くと、段々と口の周りの筋肉が衰えていくのです。その結果、フェイスラインが垂れてくるという現象が起こります。
フェイスラインを美しく保つために
フェイスラインを美しく保つためには、口呼吸を今すぐやめることが重要です。口呼吸をやめて鼻呼吸に移行することで、衰えた口の周りの筋肉が次第に正常な状態へと戻っていきます。フェイスラインが垂れることで、見た目が老けて見えてしまうため、今すぐ改善することをお勧めします。
口呼吸をやめることで口臭も改善
口呼吸をやめることは、フェイスラインを美しくするだけでなく、口臭の原因も取り除くことができます。鼻呼吸になれば口腔の乾燥が抑えられ、細菌が産生するニオイの物質も少なくなっていきます。つまり、鼻呼吸というのは、見た目の美しさを増すだけでなく、口臭症という厄介な病気も改善する素晴らしい習慣なのです。
まとめ
このように、口呼吸を鼻呼吸に変えるだけで、フェイスラインのたるみを改善することができます。同時に口臭改善にも役立ちますし、風邪をひきにくくなるというメリットも享受できることでしょう。ですから、今現在口呼吸の方は、一刻も早く鼻呼吸に切り替えることをお勧めします。