口臭があるかどうかが気になる人は、まず自分自身で口臭チェックをしてみることをお勧めします。自分に口臭があるかをいきなり他人に聞くのは勇気がいりますし、口臭外来への受診もそれなりにハードルが高いですよね。ここではそんな方々のために、自宅でできる口臭チェック法と口臭対策法について詳しく解説します。
舌が口臭の原因となっているケース
舌を観察する
まずは鏡でもって自分の舌を観察してみてください。舌の表面に、白いものがまだらに付着していたら、口臭の原因となっている可能性が高いです。これは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる舌の汚れで、健康な人でもある程度は付着していることがあるのですが、明らかな舌苔が認められる場合は、口臭の原因となっていると考えましょう。
舌苔を除去する
舌の表面に舌苔が確認されたら、舌のケアが不十分であることを意味しますので、日頃から意識して舌を磨くようにしましょう。具体的には、市販されている舌ブラシの活用をお勧めします。舌ブラシは、舌を磨くために作られたブラシで、歯ブラシなどを使うよりは安全で効率的に舌苔を除去することが可能です。ちなみに、歯ブラシで舌苔を除去しようとすると、舌の表面を傷つけるおそれがあるため、お勧めできません。
歯垢が口臭の原因となっているケース
フロスの臭いを嗅ぐ
口臭が気になっている方は、日頃のオーラルケアでフロスを使うようにしましょう。歯と歯の間の汚れというのは、歯ブラシでは落としにくいですので、フロスの活用が不可欠です。フロスを使用すると、驚くほど磨き残しがあることがわかります。その際、フロスに付着した歯垢の臭いを嗅いでみてください。悪臭が認められれば、口臭の原因となっている可能性が高いです。
プラークフリーな状態を作る
使用後のフロスが臭い場合は、オーラルケアが不十分であることを意味します。歯ブラシにしろ、フロスにしろ、清掃器具を効果的に使えていなかったり、ブラッシングが不適切であったりしますので、それらの方法を改善し、プラークフリーの状態を作ることが必要といえます。
市販の口臭測定器を使う
最近では、口臭に含まれるガスを調べることができる測定器が市販されています。いわゆる家庭用口臭測定器は、歯科医院のものより精度が劣りますが、口臭の有無についてはある程度調べることができます。
まとめ
自宅でも口臭をチェックする方法は色々ありますので、気になる方はまずこれらの方法を試してみましょう。自宅で行える口臭対策も、上述した通り様々な方法がありますので、そちらも試してみてください。