口臭というのは、異性間にとっては深刻な問題になりがちです。口臭に悩まされている方の中には、口のニオイが気になって子どもが作れなくなった夫婦もいます。「結婚までしたのになぜ口臭なんかで?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、それが口臭の怖さです。

生活をともにすることの意味

結婚すると、当然一緒に暮らすことになります。夜眠って朝起きるまでの時間の大半を一緒に過ごすのが夫婦ですから、お互いの全てを知ることとなります。恋人関係だった頃は、一週間に一度会う時にだけ、最高の自分を演出すれば良かったのですが、一緒に暮らすとなるとそうはいかなくなります。特に口臭症の人は、口のニオイを四六時中隠すことはできませんので、パートナーもそれを知ることとなるのです。

口臭で子供が作れなくなる理由

誰もがそう感じるわけではありませんが、仮にパートナーから強い口臭が生じていたら、キスなどのスキンシップが辛くなってしまいます。もちろん、結婚したのですから、口臭だけで嫌いになるということはありませんが、スキンシップができなくなるということは十分にあり得ます。それが口臭の持つ大きな力です。結果、子供を作る機会も失っていくのは容易に想像できますよね。

口臭は隠すのではなく治すもの

交際している最中は、相手に良く見られたいと思うのは当然です。口臭があったら、それを隠そうと努力するのも頷けます。ただ、口臭というのはいつまでも隠せるものではありませんので、根本から治していくことが大切です。後々、強い口臭があることがわかって、子供が作れなくなるようなことがあれば、お互いのためになりません。口臭を一時的に隠すことは簡単ですが、それでは問題の解決にはなりません。原因を突き止めれば、改善していくことができますので、まずは口臭外来を受診しましょう。

口臭外来で検査を受ける

口臭外来では、口臭の有無を判定する検査を実施しています。検査の結果によって、何が口臭の原因になっているのかが判明します。それが糖尿病なのか、虫歯なのか、あるいは胃潰瘍のような消化器系の疾患なのかは人に異なりますが、原因がわかれば治療の方法も見えてきます。

まとめ

このように、口臭は結婚や子作りなど、人生にとって非常に大きなイベントにも悪影響を及ぼし得る問題ですので、早期に原因を突き止め、改善の努力を重ねていくことをお勧めします。口臭はひとりで悩み込まず、専門家の意見を聞くことが大切です。