口臭症は、性別や年齢、それから職業などによっても、その症状が異なってきます。単純に、男性の方が口臭症になりやすいというわけでもなく、年齢や職業などの要素も複合的に絡んでくるのが口臭症です。

男と女、どっちが口臭症になりやすいの?

前提としてまず知りたいのが、男女どちらが口臭症を発症しやすいかですよね。一般的な認識からすると、男性の口臭の方がきつい印象がありますが、実際はどうなのでしょうか。

口腔衛生状態の良し悪し

男性と女性では、一般的に女性の方がオーラルケアに熱心といえます。歯磨きはもちろんのこと、デンタルリンスを活用したり、日頃から口臭ケアに余念がなかったりする女性は珍しくありません。一方、男性は歯磨き自体が疎かになっているケースもあり、口腔衛生状態は女性の方が勝っているといえます。その結果、口臭に関してもどちらかといえば男性の方がきつくなりやすいです。

女性には生理や妊娠がある

女性は生きていく上で、周期的な生理がやっていきますので、女性ホルモンの分泌も乱れます。その結果、口臭を発生しやすくなるといえます。それは妊娠という点でも同じです。

男性は仕事でストレスがかかりやすい

日本人の家庭は、男性が働きに出て、女性は家事をするというパターンが今でも一般的ですので、比較的男性の方が仕事によるストレスを受けやすいといえます。ストレスは口臭発生の要因となりますので、この点では男性の方が口臭症にかかりやすいといえるでしょう。

加齢による口臭の増加は男女で同じ

加齢に伴って、唾液の分泌量は低下します。この点は、男性も女性も同じです。以上、ここまでの4点を加味すると、やはりどちらが口臭症を発症しやすいかということは、はっきり結論づけられないということがわかります。

口臭が発生しやすい年代って?

上述した通り、加齢による口臭は誰にでも発生します。また、女性に関しては、女性ホルモンの変化から、思春期や妊娠適齢期という年代に口臭が発生しやすくなるといえます。

口臭が発生しやすい職業とは?

口臭と職業との関係ですが、特定の業種や職種において口臭が発生しやすいとはいえません。ポイントとなるのはやはりストレスで、事務仕事で立ち仕事でも、唾液分泌が抑制されてしまうようなストレス環境では、口臭が発生しやすくなります。

まとめ

このように口臭は、性別や年齢によって発生のしやすさが異なってきますので、該当する人は、それぞれのケースで口臭が発生しやすくなるメカニズムを理解し、口臭予防に役立ててみてください。