実際に強い口臭が認められる真性の口臭症の人には、日常生活で共通した行動が見られます。いわば「口臭が生じてもおかしくないような行動」が習慣化しているのです。ここでは、そんな口臭症患者さんの注意すべき生活習慣について詳しく解説します。

歯磨きの回数が少ない

理想的な歯磨きの回数は毎食後に1回です。朝昼晩と3食とる人は3回が理想となりますが、間食もとるのであればさらに回数が増えることとなります。けれども、口臭の目立つ人の歯磨き回数は、1日1~2回となっています。朝か晩、さすがに1回は歯磨きするのですが、忙しかったり疲れで眠ったりすると、2回目を怠る日が出てきます。

歯磨きにかける時間が少ない

しっかりと歯磨きをしようと思ったら、1回で5分程度はかかるものですが、口臭が目立つ人の中には、朝1分程度歯を磨いて終わりというケースも珍しくありません。たった1分では、口腔内がどんなに清潔な人でも、絶対に汚れを取り除くことはできません。

間食にあまいものを食べる

間食をとること自体は悪くないのですが、糖質が多いものや口腔内に残留しやすいものを好んで食べていると、明らかに口臭の原因となります。これもまた、口臭症の人で頻繁に見受けられる食習慣といえます。

臭いのきついものを好んで食べる

ニンニクやニラなどを豊富に使った料理を好む人は、普段から口臭がきつくなっている可能性が高いです。そうしたものを日常的に食しているため、自身の口臭に気づきにくくなることもあり、より一層口臭の症状が強まっていきます。

口呼吸をしている

慢性鼻炎などによって、常に鼻が詰まっている人は口呼吸になりがちです。また、口呼吸が口臭の原因になるとは気づいていないケースもあり、口腔内が乾燥状態になっていることにも無頓着であることが多いです。

ほとんど水を飲まない

普段から水を飲む人は、脱水症状を予防するだけでなく、口腔乾燥も防げるため、口臭が発生しにくくなります。逆に、日常生活でほとんど水分補給をしない人は、口臭が発生しやすくなっています。

病院に行きたがらない

虫歯や鼻炎、それから口臭に関する症状が現れても、なかなか病院に行きたがらない人に口臭症が多いです。口腔内だけでなく、様々な部位に現れる口臭の原因を放置することで、息のニオイも強まっていきます。

まとめ

このように、口臭症の人は色々なことに無頓着であることが多いです。その結果、虫歯や歯周病とともに、口臭までも強まっていくという負のスパイラルに入っていきます。