ストレスが原因で口臭が発生するというのは、皆さんもご存知かと思います。ただ、そのメカニズムについてはあまり知られていないのではないでしょうか。ここではストレス性口臭の発生メカニズムと、その解決法について詳しく解説します。
なぜストレスで口臭が生じるのか
ストレスによって口臭が発生するメカニズムは単純です。私たちの体は、ストレスがかかると交感神経が優位になります。つまり、活発に動く方へと体のスイッチが入るので、それに伴い唾液分泌が低下するのです。
唾液の分泌が低下すると何が起こるのか
唾液の分泌が低下すると、口腔内が乾燥しますよね。お口の中がネバネバとしてきたり、しゃべりにくくなったりします。口腔環境がそうした状態になると、細菌の繁殖が促進されてしまうのです。もともと口腔内に潜んでいた細菌たちの活動が活性化され、臭いの物質も沢山産生されるようになります。その結果、口臭が目立つようになります。
ストレス性口臭の解決法
水を頻繁に飲む
ストレス性口臭の原因は、唾液分泌の低下による口腔乾燥です。これを即時的に解消するには、水を飲むことが一番です。頻繁に水を飲むことで、口腔乾燥を防ぎます。あるいは、うがいをすることによって、繁殖した口腔内細菌を除去しても効果は認められます。注意点としては、一度に大量の水を飲むのではなく、少量を頻繁に飲むことがポイントです。小分けにして水分補給をしていくことで、頻尿を抑えることも可能となります。
ストレスをコントロールする
ストレス性口臭の根本的な原因は、言うまでもなくストレスですので、これをいかにコントロールするかによって、口臭を解消できるかが決まります。ストレスがかかる環境というのは、人によって様々ですので、一概にこれがベストだといえる方法はありません。そこで必要となるのは、ストレス環境下でいかに心をリラックスするかという、個々人に合った方法の模索です。例えば、ガムを噛める環境であれば、それだけで唾液の分泌が促されるだけでなく、ストレスもかなり緩和されます。あるいは、ストレッチをできる環境であれば、定期的に体全体や首周りのストレッチを行うことで、血液の循環を良くし、ストレスを軽減していきましょう。
まとめ
ストレスは唾液の分泌を減少することで、口臭の原因となりますので、ストレス性口臭に悩まされている方は、ストレスコントロールによって解決していきましょう。
