口臭予防には色々な方法がありますが、非常に効果が高いのは唾液分泌を促す方法です。口臭が発生する原因には、多かれ少なかれ唾液の分泌低下が認められますので、その分泌低下を抑えるか、あるいは促進することによって、口臭の症状が改善されるのです。ここではそんな唾液分泌を促進する方法について詳しく解説します。
唾液腺をマッサージする
唾液の分泌に大きく関わっている組織に、耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。これらを外側からマッサージすることによって唾液腺の機能が向上し、唾液分泌促進につながります。
耳下腺と顎下腺のマッサージ方法
口を閉じた状態で、両手の指を耳の下あたりに当ててください。そこから顎の内側を通って首の前の部分までさするようにマッサージすることで、耳下腺と顎下腺が刺激されます。
舌下腺のマッサージ方法
舌下腺は文字通り舌の下にありますので、両手の親指を顎の下に当てて、舌の付けてと思われる部分を軽く押してください。そうすることで、舌下腺が刺激され、唾液分泌が促進されます。
舌のストレッチをする
上述した方法は、外側から唾液腺を刺激する方法でしたが、舌をストレッチすることによって、今度は内側から唾液腺を刺激することができます。
具体的には、舌を前方に突き出したり、左右や上下にストレッチしたりすることで、顎下腺と舌下腺が刺激され、唾液の分泌が促進されるのです。
ガムを噛む
ガムを噛むと、自然と唾液が分泌されますので、何か作業をしている時などにもガムを噛むことをお勧めします。もちろんガムは砂糖の含まれていないもので、キシリトール入りのものであればなお良いといえます。
よく噛んで食べる
食事の際に、咀嚼の回数を増やすと、その分だけ唾液の分泌量が多くなりますので、よく噛んで食べることが大切です。よく噛むことは唾液の分泌を促進するだけでなく、顎の筋肉や歯茎にとっても良い効果が期待できます。また、食物を消化しやすい形態まで噛み砕くことができるため、メリットが非常に大きいといえます。
まとめ
このように、唾液の分泌を促す方法は、日常的に気軽に行えるものばかりです。それによって口臭予防につながるのであれば、実践しない理由はないですよね。もちろん、やり過ぎには注意が必要ですが、適度に行う分にはメリットしかない方法ばかりですので、是非一度お試しください。