病院というのは、何らかの異常があって受診するものですから、一般の人からすると、どこか特別な感覚を覚えるかもしれません。それが「口臭」というとてもデリケートな症状であれば尚更です。けれども、口臭外来を受診する人というのは、決して特別なわけではありません。なぜなら、口臭は誰にでも起こり得るものですし、悩みの深さは違えども、誰もが気にしてやまない症状のひとつが口臭だからです。

どんな人が受診するの?

口臭外来を受診される患者さんは、性別や年齢、職業など多種多様です。多くの患者さんに共通しているのは、細かい気遣いができたり、時には人の反応に過敏になり過ぎたりする人です。ともあれ、決して特別なわけではなく、至って普通の方々が口臭外来を受診されます。

どんな症状で受診するの?

口臭外来を受診される方は「もしかしたら自分の息は臭いかも?」という不安感が動機となって、足を運ぶ人が多いといえます。誰かに直接指摘されたわけではなく、周りの人の反応や表情から「自分に口臭があるのでは?」と思い悩むケースが多いです。

実際に口臭はあるの?

口臭外来を受診する患者さんが最も知りたいのは、自分に口臭があるかどうかです。それを確かめるためには、口臭外来で専門的な検査を受ける必要があります。その結果、口臭が確認される人もいれば、全くもって口臭が確認されない人もいます。ちなみに、口臭外来で受けることができる口臭検査は、医師や歯科医師が直接患者さんの息を嗅ぐ検査と、機械によって口臭の成分を調べる検査がありますので、口臭の有無についてはかなりの精度ではっきりします。

口臭の原因には何があるの?

口臭の原因は、主にお口の中にあります。日頃のオーラルケアを怠っていると、歯垢や歯石などが沈着します。これらが虫歯や歯周病を引き起こし、口臭を発生させることが多いです。その他、舌の上に付着する舌苔が臭ったり、習慣的に口呼吸をしていたりする人は口腔乾燥を引き起こしやすく、口臭が発生する傾向にあります。

まとめ

口臭に悩むことは、決して特別なことではありません。むしろ、口臭に悩んでいることを恥じて誰にも言えず、自分一人で抱え込んでしまう方が、色々な面でデメリットが大きくなりますので、まずは口臭外来を受診しましょう。口臭外来では、全ての口臭患者さんを温かく迎え入れてくれる医師や歯科医師が待ってくれています。