口臭に悩まされている人にとっては、これほど重たい問題はありません。「たかが口臭で…」と思われる人がいらっしゃるとしたら、それは口臭のない健康な生活を送れているからだと思います。それくらい口臭というのは、本人にとっては重要な問題なのです。それだけに、なかなか人には言えませんよね。

口臭があることが恥ずかしい?

口臭に悩まされている人は、おそらく自分の息が臭いことを恥ずかしく思っていることでしょう。「息が臭い」ということは「不潔」というイメージに直結しますので、確かに恥ずかしいと思うのは不思議ではありません。

口臭で人に嫌われるのが怖い

例えば、日常的に接する同僚やクラスメイトから口臭がしたら、皆さんはどう思いますか?「きちんと歯磨きしてないのかな?」とか「前の日に何か臭うものでも食べたのかな?」とか、色々感じるところはありますよね。また、人間というのは本能的に臭いものを嫌いますので、口から嫌な臭いがしてきたら、その人自身を嫌ってしまうこともあり得ます。そのため、口臭に悩まされている人は、それを知られることで人に嫌われるのを常に恐れています。これも理解できる感情です。

口臭が気になってしゃべることが減る、笑顔も減る

極論をいうと、口臭は口を開かなければ気づかれることがありません。ですから、口臭に悩まされている人は、意識的にも無意識的にもしゃべることが少なくなっていきます。同時に、口を大きく開いた笑顔も減り、口臭が届かないような距離で、他人とコミュニケーションをとるようになります。その結果、性格自体が暗くなっていってしまうケースも珍しくはありません。

繊細な人ほど他人に言えなくなるのが口臭

このように、口臭に悩まされている人は、主に他人に対する配慮が過剰になる傾向にあります。他人に嫌な思いをさせたくないとか、嫌われたくないとか、そういった感情が先立つことが多いです。それだけに、口臭で悩んでいることを人に相談できなくなってしまうのです。

医療機関なら何も気にせず相談できる!

最近では、大きな病院だけでなく、歯科医院などでも口臭症の治療を行っています。そこで待っているのは、口臭を医学的に捉えた医療従事者ですので、患者さんの悩みに一生懸命耳を傾けてくれます。同時に、医学的根拠に基づいた治療で、口臭を改善してくれますので、悩みの全てを打ち明けましょう。

まとめ

口臭症は、ひとりで悩むのが最も悪いです。ネガティブになればなるほど、精神的にも落ち込んでいきます。それなら、口臭をひとつの病気として診断してくれる医療機関を受診しましょう。治るものだとわかれば、人は前向きになれます。