口臭は、自分自身では気づきにくいものです。多くの場合、身近な人から指摘されることで初めて自覚します。ただ、何となく自分と接している人の反応などが発端となって、口臭を気にし始める人も珍しくありません。そうなると、周りの人の細かい仕草まで気になり始めますが、これって重症なのか、気になるところですよね。

ほとんどのケースは考え過ぎのことが多い

「もしかしたら自分には口臭があるんじゃないか?」と思い始めると、会話している相手の仕草を細かく観察するようになります。自分がしゃべった時に不快な表情を浮かべないかとか、会話中に鼻をつまんだら、自分の口臭に耐えられなくなってそんな仕草をしたんじゃないかとか、観察すればするほど、自分の口臭と結びついていってしまいます。ただ、ほとんどのケースは、本人の考え過ぎのことが多いといえます。人はそもそも、会話中に色々な仕草を見せますし、全てが自分の息の臭いに対する反応であることはまずあり得ないからです。

人の仕草に不安を覚える人の特徴

会話している相手の仕草に不安を覚えやすい人には、いくつかの特徴がみられます。

細かい所まで配慮が行き届く

会話している人が示す、ひとつひとつの仕草に目が行くということは、普段から細かい配慮ができる人が多いです。そのため、相手に嫌な思いをさせたくないとか、迷惑をかけたくないという思いが強く、口臭に関しても過剰に考えてしまうのです。

口臭に関する嫌な思い出がある

自分自身だけでなく、身の回りの人も含めた口臭関連の嫌な思い出があると、会話の相手の仕草まで過剰に気にすることがあります。具体的には、口臭を発している人がどのような扱いを受けるかを知っていると、恐怖心が増してしまい、相手の細かい仕草まで気になってしまうのです。

実際に口臭に悩まされている

今現在、口臭に悩まされている人は、会話する相手の仕草にも逐一敏感になります。これは誰もが出来る心理かと思います。

まとめ

このように、口臭に関連した悩みというのは、非常にデリケートなので、普段以上に相手の反応に対して敏感になることは不思議ではありません。ただ、本来は口臭がないのに、そうした不安に陥ってしまうのはもったいないことなので、まずは自分自身の口臭の有無を医療機関で調べてみましょう。口臭がないことがわかれば、こうした不安に襲われることもなくなります。逆に口臭があった場合は、治療によって改善すれば、不安も解消されます。