口臭などのお口のトラブルは、多くのケースで歯磨きの仕方を改善することで防止できます。ここでは、口のニオイや歯茎の不調などを予防する上で有効といえる歯磨きの仕方をご紹介します。
磨き残しをなくす
歯磨きの基本として、磨き残しをなくすことが何より大切といえます。とはいえ、どんなにブラッシングが上手い人でも、磨き残しがゼロということはありえません。なぜなら、歯と歯の間や歯と歯茎の境目などは、普通の歯ブラシだけでは汚れを落としきることができないからです。それでもやはり、磨き残しゼロを目指して、ブラッシングする必要があります。
フロスを活用する
今現在、口臭が気になる方は、フロスを使って歯と歯の間の汚れをとってみてください。その際、フロスの臭いを嗅いでみて、口臭と同じような臭気を感じたら、それらが口臭の原因となっているといえます。つまり、歯と歯の間の磨き残しが悪臭を放っているのです。
歯茎をマッサージする
歯磨きの際、歯ブラシで歯茎をマッサージすると、歯茎の血行が良くなります。その結果、歯茎の不調が改善され、免疫力も向上するため、歯周病予防にもつながるのです。歯周病もまた口臭の主な原因となっているため、その改善や予防は口臭予防へと直結しているといえます。
毛先を歯と歯茎の境目に入れる
歯ブラシを歯面の斜め45度に傾けることで、歯と歯茎の境目の汚れを効率的に除去することができます。この部分の磨き残しも、口臭や歯周病の原因になりやすいので、積極的にブラッシングしていきましょう。
正しい歯磨きの仕方は歯科医院で学ぶ
歯磨きの仕方は、それぞれの歯列の形態に応じて変わってきます。自ずと磨き残しが多くなる部分も違いますので、まずは歯科医院であなたに合ったブラッシング法を学ぶことをお勧めします。歯科医院には、ブラッシングのプロフェッショナルである歯科衛生士が、あなたの歯列の状態やブラッシング法などを観察し、最適といえる歯磨きの仕方を提案してくれます。
まとめ
このように、口臭や歯茎の不調というのは、歯磨きの仕方を変えるだけでも大きく改善します。磨き残しをなくすことを第一にブラッシングを徹底し、口臭や歯周病予防に努めましょう。その際、まずは歯科医院を受診してブラッシング法を指導してもらうことが大切です。誤った歯磨きでは、いくら時間をかけても思うような効果が現れないことがありますので要注意です。