口臭が発生する原因は、実に多様です。それだけに、原因に応じた対策が必要となりますが、ほとんどのケースに効果的な方法が1つあります。それは水を飲むことです。水を飲むことでなぜ口臭対策につながるのか、色々な口臭の原因と照らし合わせながら詳しく解説します。

口臭の原因とは

以下に挙げるように、口臭の原因は複数存在します。

口呼吸

鼻呼吸ではなく口呼吸をしている人は、口腔内が乾燥しやすくなって、口臭を発生します。これは、口腔乾燥によって細菌の活動が活発化するためです。

ストレス

私たちの体は、ストレスがかかると唾液の分泌量が減るようにできています。勉強や仕事で過剰なストレスがかかり、唾液の分泌量が減ることで口腔内が乾燥します。

疲労

疲労が蓄積すると、唾液の分泌量が減ったり、免疫力が低下したりすることで口腔内細菌の活動が活発になります。

コーヒーやお茶を頻繁に飲む

コーヒーやお茶には利尿作用があるため、体内の水分量が減ると同時に、唾液の分泌量も低下します。そのため、コーヒーなどを頻繁に飲む人は、口腔乾燥に陥りやすいといえます。

喫煙習慣

タバコは歯茎の血行を悪くするとともに、口腔乾燥を引き起こします。そのため、喫煙は歯周病を悪化させるだけでなく、口臭の原因となることで有名です。

口臭のほとんどは口が乾くことで起こる?

上述した通り、口臭の原因は多種多様ですが、共通しているのはそれらによって口腔内が乾燥するということです。ですから、あくまで対症療法ということにはなりますが、頻繁に水を飲んで、口腔内が乾燥しないよう努めると、口臭の発生は予防できます。水を沢山飲むことは、脱水を防いだり、口腔内の汚れを洗い流したりするのにも役立ちますので、メリットは大きいです。デメリットに関しては、排尿が頻繁になるという点くらいです。

根本的な原因を除去することもお忘れなく

水を飲むことは、口臭の発生を一時的に抑えるという点で非常に有効です。けれども、根本的な原因は除去されていませんので、気を抜けばすぐにニオイが復活します。それだけに、原因療法も並行して行っていくことが大切です。

まとめ

口臭対策で「水を飲むこと」は、最も簡単でなお且つ効果の高い方法といえますので、必要に応じて実践していきましょう。水を飲むことに目立った害はありませんし、メリットの方が大きい得策といえます。ただし、根本的な原因の除去にも努めていきましょう。